ヒューマンインタフェース

視線ストロークを用いたかな文字入力に関する研究

筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)患者数は年々増加傾向にある。ALSは眼球運動に必要な筋肉は侵されづらく、 声が出なくなったとしても、眼球運動で意思疎通を図ることができる。 そのため、重度障害者の方々は、コミュニケーションを行う際、50音盤を用いて介護者のサポートの元、 意思疎通を行う手法や、アイトラッキング機器による意思伝達を行っている。 50音盤を用いての視線入力では、文字盤のサイズを大きく、視線による移動距離が長くなるため、 眼球への疲労や入力速度の増加が考えられるた。 そこで、2つの子音を割り当てたキーを横一列に配置し、視線によるキーの移動、およびキー外への 移動によりワンストロークで入力を行う、5つのキーを用いて視線による文字入力手法と、キー内のみで 入力を完結することのできる。

立崎 雄大 視線ストロークを用いたかな文字入力に関する研究,令和3年度 修士論文,P.1,(2021-11-23)