ヒューマンインタフェース

ICT技術による家庭菜園向け自動灌水システム

年を追うごとに減少する日本の農業就業人口は減少している。また、一人当たりの農作業の労働面積は増え、一人当たりの労働力も増える傾向にある。 そのため、深刻な労働力不足が大きな問題となっており、農作業における労働の効率化が課題となっている こうした問題を改善するため、近年、ICTやドローン、AI等を活用した次世代型の農業「スマート農業」が登場し、 ノウハウの蓄積やデータ共有による効率的かつ高品質生産を目指した取り組みが注目を集めている。 大規模な農業では、農薬散布用ドローンや生産管理システム等のIoTシステムが作られ、徐々に利用されてきている。 一方で、家庭菜園やベランダ菜園等の小規模な農業ではIoTシステムが余り作られておらず、普及していない。 そこで、本研究では小型のPCであるRespberry Piや各種センサーを用いて、家庭菜園にICT技術を導入し、ユーザーの家庭菜園の取り組みを支援することを 想定した自動で灌水を行うシステムを構築し、ICT技術に精通していないユーザーが導入を行いやすいかを検討する。 また、従来の手法で育てた野菜と比較し検証する。

田仲 祐紀 Raspberry Piを用いた家庭菜園向け自動灌水システムの提案 令和元年度 卒業論文,P.1,(2021-11-23)